昔から発作のように個人サイトを作っては更新放置してたけど、また性懲りもなく作ってしまった。
久しぶりに色々調べて作ってみたら、今でも便利なサイトやプログラムが発信され続けてて楽しかったので語ってみる。
無駄に長くなって自分でびびってるので流し読みしてほしい。
あの頃の個人サイト
今は昔携帯サイト全盛期の頃、オタ真っ盛りの私及び私のオタ友達たちは当然のように個人サイトを持っておりました。
pixivはもう出来てたけど、Twitterはまだ今一つの時代。 憧れの絵師さん方は皆pixiv以外にサイトを持っていて、ガラケーから低いハードルで個人サイトを作れるサービスも盛況だった。 とりあえずオタがサイト持ってみちゃうのも自然な流れってもんです。
オタ活動として、作品が投稿できて少しコメントで交流できるだけのpixivでは片手落ちで、交流拠点として個人サイト持ってたと今思えば思う。
bbsや絵茶のcgiを借りてきては相互さんとじゃれて、ブログスペースで萌を語り、リンク先で神絵師様の作品の更新を待ち侘び、相互さんの日記を読んで近況を知る。
……うん、はい。今のTwitterで絵茶以外は全部できますね。そりゃ1サービスで全部できるツールが出来れば廃れるよ個人サイト。特別な環境不要だし。
何故今個人サイトを作りたいのか
こうして個人サイトが廃れていく流れに納得した所で、今わたしは何故個人サイトを立ち上げるのかというお話です。
勿論前提として、私が自分のサイトを作る行為が好きって言うのもある。(作るのが好きで継続して更新するのが得意ではないのがミソ)
しかしいくら作るのが楽しいとはいえ、更新するものもなきゃサイトをいじる事もないわけで、社会人になって絵を描かなくなってからサイトへの興味も無くしてた。
でもコロナ禍もあり絵を描く余力が出てきて、ちまちまTwitterに絵を載せるようになってくると出てくるのです。 「あっ個人サイト作りたい」欲!
積極的にフォロワー作ろうとともしてないし、そのフォロワーもごく少数な私でもツイートするとなると窮屈に感じる事もいくつかある。
- その時の流行りとかフォロワーさんのジャンルとか気にせず今はまった作品の絵を流したい。
- 作品についての根拠がゼロに近い妄想を長文で垂れ流したい。
- 思い切りネタに走った絵とか、二次創作でも日記でもない4コマとか不意に流して当然反応ないの滑ったみたいで恥ずかしい
別にお前のツイートなんて誰も気にしてないよって分かってるけど、どうしてもツイートするって相手の眼前に突きつけてる意識があって、自分しか興味がなさそうな事を呟くのに緊張感がある。でも自分のローカルに留めるだけじゃつまらない。
そうすると、見ようとしなければ見れなくて、気兼ねなく流行遅れな長文からネタ絵まで置いておける場所が欲しくなるのです。
つまり個人サイト!
今の私は、オンラインのひっくり返した小石の下みたいな表現の場が欲しかったのです。
挑め令和のサイト作り
個人サイト再燃?の流れを受けて、色々なサイト様で解説されてるけど、サイトを個人で作る手段が大体3つある。
- サイト制作サービスを利用する(wix,Jimdo等)
- サーバーを借りてWordPressを使う
- サーバーを借りてhtmlを手打ちする
折角今からサイト作るなら、自由にデザインして見たかったのでサイト作成サービスは無しで。
WordPressと手打ちで結構悩んだけど今回は手打ちにしてみた。
WordPressはどの端末からでも簡単に更新出来るのと、高機能な事がメリットだけど、
- セキュリティ的に狙われ易い
- それを防ぐために定期的な更新が必要な事
- テーマの作者様が更新をやめてしまったら将来的にテーマを乗り換える必要がでてしまう
あたりが、くそズボラな私にはネックで、悩んだ末に手入れがなるべく不要になるシンプルな作りの手打ちサイトを作る事に。
まぁイラストの更新を出来るだけ楽にするために妥協してPHPのプログラム導入しちゃったけど。ずぼログは神。
よく昔と今じゃHTMLの書き方全然違うぜ!って言われてるけど、私としては基本的な考え方は一緒だから怖がるほどじゃない印象。
新しいダグが増えたり、cssが別ファイルになったりはしてるけど、日本語がドイツ語になったとかそんなレベルの差じゃないからなんとか違和感なく作れた。
ちなみに基本ページはiPhoneとiPadからLiquidLogicというアプリを主に使って更新、アップロードしてる。
無料でもプレビュー機能が付いてたり、FTP機能があったり多機能でおすすめ。ただクラウドはiCloudしか使えない。
ところでどんなサイトにするんです?
てな訳で自分だけのサイトのデザインを開始する事に。
デザインは、スマホで見るならスクロールですぐコンテンツにアクセス出来たほうがいいって意見を某所でみて、それもそうやなぁと思って基本ワンカラムサイトに決定。
途中コンテンツを決める過程で、他所のサイトを参考に見て回った時に個人サイトをポートフォリオサイトにして副業しようって意見にカモの刷り込みの如く感化されて、プロフィールからオタ味を消したりご依頼受付欄を作ってみたりとわりと迷走したりした。
サイトタイトルは、日々の普通の日常から滲んだま創作妄想が集まる場のイメージで「徒然ドリップ」にしてみた。 こう由来のイメージを言葉にすると体液ためてるみたいで嫌だな。深く考えないようにしよう。
ブログとかプロフ欄を作るのに、自キャラがいないと不便なのでHNの稲荷厨子のイメージからキャラを作ってみたりした。断じて中の人のキャラ化ではないので忘れないで欲しい。
サイトを作るにあたって、以下のサイトを参考にしたりプログラム借りたりしてます。
- do様(イラスト展示のプログラムずぼログや各種記事を参考にさせて頂きました)
- CSS Stock様(フッターデザインやボタンデザインをお借りしました。)
- 動くwebデザインアイディア帳様(Javaを利用したタブメニューのコードなどお借りしました。)
静的サイトジェネレーターと格闘
大体サイトが形になった所で問題がブログ、つまりこのページである。
流石に手打ちで作るのは正気の沙汰じゃないので、何かツールを使う必要があるが、このためだけにWordPressを使うのは本末転倒なので×。
ブログプログラムなら「てがろぐ」が人気だけど、我がサイトの場合どうせプログラム入れるなら全部WordPressでよくない?という葛藤に苦しんでいた。
そんな時見つけたのが静的サイトジェネレーターだったのです。
どうやらローカルで動かして結果をhtmlとcssで出力してくれる代物らしい。これいいじゃんと思ってワクワクしながら解説してくれてるサイトを読んでみたが……
何言ってるか全然わからねぇ!
htmlの解説とかなら本当のズブの初心者向けの記事がたくさん見つかるけど、静的サイトジェネレーターの解説記事はネットレベル5くらいないと分からないようなちょっと知ってる人向けの解説しかないのである。
さらにローカルでやってる人と、GitHubを利用してる人の解説も入り混じり、読んでて本当に宇宙猫状態になった。
このサイトは最初に目についたHugoを使って作ってるが、配布されてるテーマは英語オンリーの物が多くめちゃめちゃ敷居が高い。
ただそれを乗り越えれば、phpを使ってないので高速だし理解出来ればレイアウトを編集するのもhtmlの知識で出来るので、かなり有用なツールだと思う。
出力にコマンドラインが必要なのでパソコンでしか更新できないのが玉に瑕。
私は「hugo 使い方」で出て来る記事でなんとか導入して、有名テーマを選んでたのでテーマの解説記事も見つけられて一応形にできた。改善したい点もあるけど取り敢えずこれでよし。やったね。
個人サイト作り自体がクラフト趣味なんだなって
こうしてなんとか欲しい機能を備えた個人サイトが完成したのである。
いや本当言うとこの記事を書いてる段階ではトップ絵出来てないから完成してない。完成してないままネットには上げてるノーガード戦法である。いいんだ誰も見てないんだから。
こうして手打ちでサイトを作って思うのが、自分の思い通りにサイト作れるの楽しいなって事。
ダグが上手く作用しなくてイラつく事も多かったけど、成功した時の達成感が素晴らしい。
このサイト作りを始めて、ロゴを作るためにベクターソフトの勉強してみたり、触れてこなかったGitHubに興味を持ったり少し世界が広がった気がする。
サイトを拠点にするかはともかくとして、それ自体趣味としてみんなにサイト作ってみて欲しいと思う次第です。
私は今後も継続して更新できるように気楽に頑張ろう。
私の戦いはこれからだ!